そして来年2023年の4月22日までほぼ1年間、うお座に滞在することになります。
本来は私達を幸せで正しい生活に導いてくれる強力な癒しパワーをもった木星ですが、なにしろ2019年、2020年、2021年と木星にとっては居心地の良くない状態がずっと続いてきました。
土星やケーツと一緒であった時期が長く、また昨年の12月からはこちらでも書きましたカール・サルパ・ヨーガに巻き込まれていました。
ですから、それらの影響のない来年4月22日までのほぼ1年間は、『鉄は熱いうちに打て』とばかりにやろうと思って躊躇していたことなどを、進展させる良い時期と言えるかも知れません。
来年の4月22日に木星がおひつじ座に移りますと、そこではラーフと一緒になり、かつまた土星のアスペクトの影響を受けてしまいますので、これからの1年間はことのほか貴重です。
ただ、2022年の7月29日から2022年の11月24日までの約4ヶ月間は、このうお座の木星は逆行しますので、注意が必要でしょう。
誕生チャートをお持ちの方は、ご自身のうお座が月から何室目にあたるかチェックしてみます。
2室、5室、7室、9室、11室に当たる場合は、追い風の時期と一般的にとらえられます。
一方、1室、4室、6室、8室、10室、12室の場合は、ある程度の向かい風を想定すると良いかも知れません。
注意する主な領域は部屋によって、大まかに次のように考えられます。
1室の場合は、身体の調子全般になります。
4室は家族のこと、家のこと、お母さんのことなどでしょうか。
6室は病気や足をひっばる人が出てきやすいかも知れません。
8室の場合は、年齢相応のチャレンジに遭遇するかも知れません。
室ですと、出費の心配でしょうか。 また、特に懸念の程度が強い場合はこの時期の海外旅行を控えるのも考えられます。
この懸念の程度というのが、重要な要素でこれはどの部屋の場合にも関わってきます。
例えば木星が第8室、第11室、第6室、第3室の支配星(これはその部屋のある星座の支配星で調べます)と同じ星座にある場合は、懸念の度合いが高まります。
一方、木星が第9室、第10室、第5室、第7室などの支配星と同じ星座にある場合で、追い風となる部屋に木星がいる場合は、追い風がより強く吹いてくれることでしょう。
また、木星がトランジットしている部屋の支配星と木星の関係が仲の良いものかどうかも、懸念の度合いに影響を与えてきます。
木星と相性の良い部屋は、かに座、いて座、しし座、おしつじ座、さそり座などになります。
一方、木星と相性の良くない部屋は、やぎ座、おうし座、てんびん座、ふたご座、おとめ座などになります。
因みに木星の今後の星座の移動であるトランジットが起こるのは、2023年4月22日におひつじ座に移り、2024年5月1日におうし座に移ります。 木星はほぼ1年で星座を移ることになります。
木星の今回のトランジットで懸念が高まる場合には、木星のヤギャを受けるのも良いことになります。
なお、今月の4月29日には土星がみずがめ座に移るイベントもあります。 そんなこともあり、変化の多い時期に入っていることは間違いなさそうです。
(お断り:これらはジョーティッシュからの一つの所見であり、実際の適用にあたっては個人の判断と責任においてお願いいたします。)
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